アームレスリングの練習を始めるのに最適な年齢は何歳なのかという質問を多くの人からよく聞かれます。
そうですね、私たちの意見では、早ければ早いほど良いです。ただし、私たちのスポーツ・アームレスリングは誰でも簡単に参加でき、体重や年齢のクラスも多様であるため、実質的にはいくつから初めても問題ありません。
しかし、アームレスリングのトレーニングに取り掛かる際に、主にアームレスリングに特化した方法でトレーニングを行うと、この競技で高い成績を達成するには年齢によって若干の制限があるものの、その成功は予想よりもはるかに早く達成できる可能性があります。
専門的なトレーニングを受け、また1つのスポーツ分野に限れば、競技者は40歳を超えていても、かなり高い競技成績を収めることができます。
ポーランドには40歳以上のマスターズクラスのアームレスリング代表選手がたくさんいます。彼らには、短期間でアームレスリングを積極的に練習し、国内および国際舞台で成功を収めている人と、ゆっくりとアームレスリングを楽しんでいる人の両方がいます。
私たちは、この特定の年齢のアスリートにアームレスリングのトレーニングを奨励したいと考えています。 40歳の初心者、ズロティ・トゥル・グディニア・クラブ(ポーランド)のワルデマール・ミハルスキーとの以下のトレーニングをご紹介します。
40歳からのスタート
ワルデマール・ミハルスキーはマスターズクラスの競技者で、2009年末にアームレスリングを始めました。初心者のアームレスリング競技者は基本的に手首と指が弱いものです。手首と上腕二頭筋の間の強度の差が大きいため、試合中に怪我を引き起こす可能性もあります。
ズロティ・トゥール・グディニア・クラブの経験豊富な競技者たちと何度も協議した結果、彼は欠けていた部分を補うことに決めました。写真でわかるように、ワルデクは非常に強力な上腕二頭筋を持っています(彼は以前にボディビルディングのトレーニングを受けていました)。
最初のトレーニングでは手首の不均衡が顕著であることが示されました(上腕二頭筋に比べて)。このため、ワルデマールは当初から手首の練習に重点を置きました。もちろん、彼は他の筋肉のトレーニングも無視しませんでした。キャリアの初期には手首にまだ改善の余地が残されていましたが、定期的かつ専門的なトレーニングを通じて、競技台での実戦経験も継続的に習得していきました。
以下に、ワルデマール・ミハルスキーのエクササイズの主要な5つのメニューを紹介します。これらは、若年層と高齢のアームレスラーの両方の初心者にも自信を持って推奨できます。もちろん、どんなトレーニングも十分なウォーミングアップから始める必要があることを忘れないでいただきたいと思います。
ケーブルマシンを使ったプルダウン
ワルデマールは、ケーブルマシンとサイドオープンハンドル使ってのプルダウンを行うにあたって、手首を使う伝統的なエクササイズ(ダンベルトレーニング)を行うのをやめました。したがって、数週間で体重が5〜7kg増加します。
ワルデマールはこのトレーニングを8~10レップで4セット実行し、最後のセットでは使用重量を増やしました。
ケーブルマシンを使ったサイドプレッシャートレーニング
これは初心者の競技者にとって古典的な練習であり、大きなサイドプレッシャーが身につきます。さらに、この練習は実戦におけるスタート能力を養うのにも役立ちます。
ワルデマールはこのトレーニングを6~10レップで4セット実行し、最後のセットでは使用重量を増やしました。
リバースグリップでのマシンカール
リバースグリップでマシンカールを行うことで、実戦的な上腕二頭筋と前腕の筋力を鍛えることができます。肘の角度は90度を保ちます。
ワルデマールはこのトレーニングを6~10レップで5セット実行し、最後のセットでは使用重量を増やしました。
ハンマーグリップでのマシンカール
ハンマーグリップでのマシンカールは、アームレスラーにとって基本的なトレーニングで、特にトップロールの強化に適しています。先のマシンカール同様に肘の角度は90度を保ちます。
ワルデマールはこのトレーニングを6~10レップで5セット実行し、最後のセットでは使用重量を増やしました。
指(握力)のトレーニング
このようなトレーニングもアームレスラーには非常にポピュラーなもので、握力の弱さは、彼が数カ月にわたって改善しようとしてきたものでした。
ワルデマールはこのトレーニングを8~12レップで左右の手それぞれ5セット実行しました。